昨年に引き続き、コロナ禍での開催となりました。音楽を学ぶ環境を整え工夫を凝らしながら少しずつ練習の幅を広げ、「いよいよ定演へのラストスパートだ！」と意気込んでいた矢先、広島県に緊急事態宣言が発令されました。オンライン授業となり、直接会ってやりとりすることすら難しい日々。それでも、昨年の休校期間の経験をいかし自宅でできる練習を各自続けたり、部員同士の心が離れ離れにならないよう高３生がClassiでメッセージを送り続けました。登校が再開しても部活は休止、部活が再開しても活動時間は非常に短く、多くの制約がつきまといました。６月20日にやっと宣言が解除されてからも、校内に感染者が出たら“即中止”――そんな緊張感の中、祈るような気持ちで定演までのカウントダウンを行いました。昨年同様、全席指定や消毒の徹底をはじめ、できる限りの感染拡大防止措置をとり、ご来場のお客様、スタッフ、部員まで誰一人感染することなく、演奏会を終えることができました。

何もかもが昨年以上に困難な状況ではありましたが、今の私たちらしい演奏会を私たち自身の手で作り上げることができました。これまでの11回の定期演奏会の中で、最も悔いのない笑顔で終えることができました。

　フラワーフェスティバルは、新入生と一緒に出演する最初のイベントとして毎年参加してきました。昨年は中止、今年は一般のステージ募集もなく出られないものと諦めていたところ…縁あってお声掛けいただき、メインステージに出演できることになりました。直前で新型コロナウイルスの感染者が増え始め、当日は無観客・Live配信のみとなりましたが、FF実行委員会の方々の「なんとしても開催する」という熱意伝わるイベントでした。
　何もかもが今まで通りとはいかない今、諦めてしまうことは簡単です。人命がかかっているものである以上、むやみに決行はできません。でも、工夫を凝らし形をかえてでもどうにか開催することは有意義なことで、その一歩は必ず誰かの希望や活力になる。私達は今年も定期演奏会の開催は諦めません。なんとしてでも開催してみせます。 

当日のようすはこちら（Twitter）


2021年５月５日（水）夢のちからDay
１５：３０～１６：００　夢ステージ７
「一音入魂～かけがえのない仲間と紡ぐ最高の音楽～」
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　新型コロナウイルスが蔓延していることは１年前と変わりませんが、制約がある中でも工夫を凝らし、少しずつ開催できる行事が増えてきました。クラブ紹介もその一つです。とはいえ、今回は管楽器や歌など、マスクを着用しないものは自粛となりました。
　動画を流すという方法もありましたが、あくまで生音にこだわり、本番では「事前録音した音源に弦楽器と打楽器は合わせて演奏、管楽器はエアー演奏」という新たなスタイル（？）を築きました。

当日の演奏のようすはこちら（YouTube）