本来であれば６月２７日に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、４月中旬の再休校を前に延期を決定していました。休校が明け、クラブが再開しても、今まで通りとはほど遠い日常生活と、多くの制約の中でろくに合奏もできないまま、６月７月を過ごしました。８月を迎え、暑さを避けながら、６０名で合奏できる風通しの良い空間を求める日々。いつものように講堂練習もできず、不安を拭いさることができないまま、定演までの残り日数は減っていきました。コロナの足音が近づいてきていることを感じつつ、それでもどうにか開催したい、でもレベル２になったら直前だろうと中止か…全席指定や消毒等の徹底をはじめ、できる限りの感染拡大防止措置をとり、祈りながら１３日を迎えました。

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　昨年、定期演奏会の広告協賛のお願いに伺ったことがご縁で、昨年に引き続き今年もお招きいただきました。広島原爆の日を前に、世界の恒久平和について考え、祈ることが趣旨のイベントで、毎年この日に開催されてきました。今年はコロナ禍にあって開催についても検討を重ねられたと聞いています。しかし、休校、クラブ停止、イベントの相次ぐ中止…と次々に本番が失われていることを知って「なんとか頑張ってきた成果を発表する場を」と、この会の開催を実現してくださいました。
　実に半年ぶりの本番で、今まで普通にこなしてきたこともできなくなっていることを感じ、コロナの残したものの大きさを改めて感じました。課題が山積みであることが露呈した本番となりましたが、来週の定演に向けて前に進みたいと思います。

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