各自で書いた作品を持ち寄って、パソコンで編集し、印刷して製本します。
と書くと簡単なようですが、その間に何度も校正をかけ、試し刷りをして、出来映えを見、これというものができるまで時間をかけて決定稿を作っていくので、なかなか根気の要る作業です。
印刷は先生にお願いして学校の印刷機でやっていただきますが、製本は部員みんなで集まって、手作業で行います。印刷機の性能がよくなったので、ホチキスで綴じて製本テープを貼るだけです。
地味な作業ですが、みんなで話しながらするせいか、あっという間に時が経ち、綴じ上がった冊子が積み上がっていくのを見ると、嬉しくなります。
自分が書いた作品が本になるなんて、滅多に経験できることではありません。あとで読み返したり、読んでくれた友だちから感想を聞かせてもらったりすると、面映ゆい気持ちになります。